怖くてぎゅっと目を閉じると、重たい屋上の扉が開く音がした。
誰か来た…!
「その女の子返してよ」
聞き覚えのある大好きな声……。
目を開けると、そこには肩で息をした碧依くんが立ってた。
嘘………
あたしを探してくれたの?
「へぇ〜神木じゃん。いいところでジャマしに来たんだ?」
「ふざけんな。ジャマしてんのアンタじゃん。俺の女に手出さないで」
「ねぇ、小宮さん。ずっと放っておかれた彼氏の方がいいの?」
「あたしは……碧依くんじゃないと…ヤダよ…」
藤沢くんから逃げ出して、あたしは碧依くんの胸に飛び込んだ。
あたしをぎゅーっと抱きしめ返してくれた。
ヤバイ……嬉し過ぎるよ…!
「ってことだから。次、羽珠にこんなことしたら絶対に許してやんない」
「碧依くんカッコイイ……」
いつもの猫っぽい雰囲気も良いけど、男の子っぽい雰囲気も最高!!

