猫系男子は時々ライオン




少し肌寒い風が吹く放課後の屋上。


あたしは呼び出された藤沢くんから、案の定告白を受けまして……


「小宮さんのことが好きです!神木にはもったいない……」

「気持ちはすごく嬉しいよ!ありがとう!でも…あたしは…」

「そんなこと言わないで!神木より幸せにしてあげる自信あるよ」

「うん……でもね…」

「小宮さん。あんなヤツと別れて、俺にした方が絶対にいいよ?」



いつもの告白よりも、かなりしつこい。


しつこいよ!!


あたしは碧依くんが好きなのに……!



だけど、藤沢くんはあたしをどんどん追い詰めてフェンスにまで追いやった。


ーーカシャン………


背中に当たる。


「もう、神木とキスした?」

「そ、そんなの藤沢くんに関係ないでしょ!そこよけてよ!」

「気の強い女の子嫌いじゃないな〜」



ヤダ………


この人しつこいし、碧依くんじゃないから嫌だ…。


視界が霞んで涙が出そうになる。