碧依くんの隣の席はあたしの特等席。
……だったはずなのに、今はたくさんの女の子が群がって他の子が座ってる。
ううっ……碧依くんモテ過ぎだよっ!
「羽珠ちゃん、呼ばれてるよ」
「え?あ、ありがとう!」
クラスの女の子の呼び掛けで、あたしは教室を出ると顔を赤くした見たことない男の子が立ってた。
誰…だろう?
「あの〜……」
「俺、隣のクラスの藤沢…。放課後、屋上来てもらって良い?」
「うん……いいよ」
「ありがとう!待ってる!」
安心したような笑顔を浮かべて廊下の人混みに消えてった。
教室に戻ると、皐月が呆れた表情であたしを見上げた。
「羽珠って、何気モテるよね。これで告白何回目?」
「4回目。でもー!!碧依くんが好きって言わなきゃ意味無いのー!」
「はいはい。分かったから。神木依存症」
かっ、か、神木依存症!?
確かにあたしは碧依くん依存症ですよ!

