嬉しくなってたあたしの気持ちをえぐるように、真実を聞かされたのは放課後のこと。
いつも通り、下駄箱まで碧依くんと来てた時だった。
ブレザーのポケットを2、3回叩いて気付く違和感。
しまった!!
「スマホ忘れた!机ん中に置いてきちゃったよ!」
「取って来なよ。俺、待ってる」
「ごめんね!碧依くん!」
スマホ忘れるなんて有り得ない!!
最悪〜!!
あたしは階段を駆け上がって、教室に戻り急いでスマホを机の中から取った。
よし、早く碧依くんのところ戻らなきゃ!
教室から出た瞬間に、あたしは立ってた女の子と肩がぶつかった。
「あっ……ごめんなさい!」
「うふふ…Hello〜♪碧依の彼女チャンでしょ?あっ、私のコト分かる?」
「……碧依くんの幼なじみの…」
園寺さんだ。
かなり可愛いから、クラスが違くても必然的に噂が耳に入る。
「あ、ごめんね!一つ訂正。私、碧依の幼なじみじゃないの」
「へ?」
「幼なじみだけど〜……fiancee!小さい時から、ずーっとねっ♪」
「フィ、フィアンセ…?……婚約者のこと?」
「そうよ!日本で言う婚約者。だから、あなたと碧依は一緒にいられないの」
婚約者………?
どうゆうこと?

