【羽珠side】
もう……何なのよ!!
あたしは隣の席の碧依くんと、無駄に引っ付くぶりっこ女を睨み付ける。
帰国子女だか、なんだか知らないけど図々しい!!
ちょっと……いや、けっこう可愛いからって意味分かんない!
碧依くんが帰国子女に取られ気味……。
「ふふっ♪ねぇ、碧依!今日、一緒にご飯でも行かない?良い場所見つけたの♪」
「行かない」
「え〜っ!じゃあ、私の教室来てよ!寂しいもーん」
イライラする………。
だから、あたしは水を刺すように言ってやった。
愛想笑い付きで。
「あんなに男といるのに、寂しいってことないんじゃない?」
「男といる?私が?あれは、勝手にくっついてくるだけよ♪僻み?」
「ち、違うけど!!」
「うるさいユリア。教室戻って。羽珠に嫌がらせしないでいいから」
「ふんっ。碧依なんてしーらない」
ふてくされたようにして、教室から出てった園寺さん。
碧依くんはあたしの彼氏さんなんですぅー!!
諦めて下さい!!

