猫系男子は時々ライオン




授業の合間の休み時間に、隣の席の羽珠がまた色んな話をする。


楽しそうに笑いながら、話すもんだから俺まで楽しくなる。


そんな時にもアイツは堂々と来た。


「碧依!来ちゃったっ!」

「なんで来るのさ……抱きつかなくていいから」

「え、ちょっ……あ、碧依はあたしの彼氏なんだけど…!誰よっ!」


ユリアが抱きつくのを拒否ってると、イライラした感じで聞く羽珠。


また、人当たりの良い笑顔でユリアは言った。


「私は園寺ユリア!碧依のフィア…んぐっ!」


咄嗟にユリアの口を手で押さえ付けて、不思議そうな顔をする羽珠を誤魔化す。


「ただの友達で、俺の幼なじみだから。羽珠が心配すること何もないよ」

「ほんとに?」

「ほんとだよ。ほら、ユリアは教室戻って」

「むぅ〜……いいもん!他の男の子にかまってもらうから!」



怒ったっぽく足音を大きくして教室から出て行った。


これで少しは一安心、出来るかな。