猫系男子は時々ライオン




こんなに気分が悪くて、イライラする月曜日の朝は多分コレが初めて。


俺の左腕に、抱きつくようにしがみついて離れない。


嫌だな………。


「ユリア。離れて。ここは、アメリカじゃなくて日本だから」

「日本はくっついちゃイケナイの〜?あそこで、kissしてるのにっ?」



今日はとことん運が悪い。


昇降口で堂々と深いキスを交わしてるカップルをユリアは指差す。


それを見て、俺に唇を向けてくるから必死に防御。


俺には羽珠がいるからダメ。



「もう!碧依のケチ〜!昨日は、すんなりkissしてくれたのに!」

「あれは不意打ちすぎて避けられなかったの。ユリアとキスしたいわけじゃない」

「冷たいなぁ〜……。ねぇ、碧依…さっきから、男の子がジロジロ見てくるよっ……怖いっ」

「気にしなくていいよ。とりあえず、腕から離れないと、ジロジロ見られたままだよ」


そう言うと腕から、パッと離れる。


俺の単純な嘘も効果アリ。


普通にいたら、ユリアは美人部類だから男が振り向かないわけがない。


もちろん、アイツだってユリアに振り向いた。


「ちょ、碧依。誰その美女!可愛いな、おい」


彼女持ちの朝陽だ。