休み時間になると、ニヤニヤした朝陽がいつも通り俺の前の席に座った。
どうせ言われることなんて決まってる。
「どう?新しい彼女の小宮ちゃんは♪」
「別に普通。そんなに小宮と俺のこと気になる?」
「気になるさ!だって、あの無関心男の碧依が惚れた女の子だぜ〜?誰にも興味示さないお前が!」
「俺だって男だし可愛い子なら示すよ」
「中学ん時、隣の女子校の美女フったの誰だよ」
何も言い返せない。
俺らが通う男子校の隣に女子校があって、そこの可愛い子に告白されてフった時は大変だった……。
その女の子に泣かれるわ、朝陽達に責められるわで。
それから俺は自分からフるのが嫌になったわけ。
「碧依!今度は愛想尽かされないように頑張れよ!」
「頑張る。朝陽も別れないようにね」
「俺は別れねぇよ。皐月のこと大好きだし〜」
俺も小宮のこと好きだから別れるはずないよ。
離してやる気ないし。
「今回は本気だなぁ〜碧依も。そんなに好きなんだ」
「好きだよ。他の女の子と違うもん」
「愛されてんな!」
だから小宮も、もっと俺のこと好きになってね。

