【碧依side】
テストが終わって全ての教科の得点通知表が渡される。
みんな一喜一憂状態で、叫んでるヤツもいれば項垂れてるヤツまで。
後悔するなら勉強すれば良いのに。
「やった〜!!めちゃくちゃ点数上がってるんだけど!碧依くん、見て!数学72点!」
「数学ちゃんと取れてるじゃん。えらいえらい」
「えへへ〜家でも頑張ったんだよ!頭撫でてよっ」
ニコニコ笑って俺に頭を向ける小宮を撫でると、満足そうに頬を赤く染めて笑う。
可愛くて困る。
小宮の得点通知表を見てると、引っかかるのが英語の点数。
「小宮。英語の点数どうしたの?」
「え、英語は〜……聞かないでね?碧依くん!でも!今回は補習一個だけど、前は補習三個だったもん!」
「あんまり変わらないけどね」
「でもすごいでしょ!あたしにしては頑張ったよ!」
他の教科も教えてあげれば良かったかも。
でも小宮が笑顔ならそれでいいや。

