猫系男子は時々ライオン




その言葉はあたしの心臓をぎゅうっと強く締め付けて、ドキドキと高鳴る。


少し静かになってよ…!


碧依くんに聞こえちゃったら、どうするのさ!


頬も熱を帯びてくのが自分でも分かるほどだから、きっともう………



「小宮顔真っ赤。照れちゃった?」

「あ、碧依くんの前だと照れるよ…。だって、あ、碧依くんのこと好きだし…」

「やめて。そんな真っ赤な顔で言われたら、俺まで照れるから」

「碧依くんあたしのこと嫌いなんじゃないの…?」


言われる答えに傷付くこと分かってたけど知りたくて、聞いちゃった。


碧依くんはぷいっと顔を横に向けて小さく呟く。


「……嫌いなヤツに、こんなことするほど俺バカじゃない…」

「へ?」

「…っ…ほんと鈍感バカ」

「ど、鈍感バカ!?」


横顔が赤い……。


碧依くんが照れてる!?


ねぇ、碧依くんどうゆうこと?


そんな顔されたら、あたしまで恥ずかしくなって期待しちゃうじゃん……。



この沈黙がむず痒くて、あたしは目線を合わせずに話した。


「き、嫌いじゃないって……どうゆうこと?」

「言わせる?それ」

「聞きたいよ……碧依くんの口から」