猫系男子は時々ライオン




こんな風に俺の家は両親がいないことが多い。


だから、ある程度のことは自分で出来るようになった。


部屋に行こうと階段を踏むと、母親が俺の背中に話し掛けた。


「あ!そうだ!ユリアが帰国するんですって!」

「…いつ?」

「今年中には帰国するらしいわ。早く来ると良いわね〜」



ユリアってゆうのは俺の幼なじみ兼婚約者でもある。


俺は大学病院部長の一人息子で、ユリアは病院の医院長の一人娘。


アメリカで暮らしてるユリアと幼なじみなのは、俺が10歳までアメリカ暮らしだったから。


実際、日本よりアメリカの方が長い。



部屋にこもってベッドに倒れる。


小宮のことは好きだ。


でも………婚約者がいる俺はいつか小宮と離れなきゃダメな時が来るかもしれない。


だから、怖いんだ。


本気で恋をして、人を好きになるのが怖い。


どうしたらいい?


枷が重たすぎて心から外れてくれないや……。