猫系男子は時々ライオン




昼休みに急な朝陽の提案で、俺らは屋上に来た。


暑いから嫌だったけど、校内より外の方が風あって涼しい。


誰もいない屋上のフェンスに隣同士で寄り掛かる。


「今日ここに呼んだのは碧依に聞きたいことあってな!」

「どうせ小宮のことでしょ?」

「分かられてたか〜。お前さ、本気でどうなの?小宮ちゃんのこと」

「どうって……うるさくて、しつこい、しぶといヤツ」

「ちげーよ。本音!」


本音?


そんなの俺も知りたいよ。


心臓がうるさくなる原因。


「ドキドキすんのは好きってこと!苦しくなるのも好きだから!はい、本音は?」


急かさないでよ、朝陽。


元気がなくて笑顔じゃない小宮を見てたら心配になった。


どこか落ち着かない気持ち。


元気いっぱいで笑顔の小宮を見てると、うるさいのに俺まで元気になる。



じゃあ、これはきっと………



「好き、だよ。俺、小宮のこと好き」

「やーっと認めた!碧依って何気に頑固で鈍感だな……」

「そんなことないし」

「そんなことあるっつーの。じゃ、両思いってことでコクる?」

「は?」


唖然とする俺に朝陽が笑いながら俺に言う。


「碧依が小宮ちゃんに!」