猫系男子は時々ライオン




【碧依side】



俺は多分………訂正。


ものすごくバカだ。


人より勉強が出来る方だし、それなりの常識も兼ね備えてると思ってた。


なのに………



どうして、あの日の俺はあんなことしちゃったんだろう。


ジャージ貸したり、アイス奢ったり、あげたり………。


まず、小宮のことで悩んでる俺がどうかしてる。


バカみたい……。



「あーおーいーくん♪」

「……小宮…」

「おはよ〜!今日も暑いね〜!学校来るだけで汗だくだよ!」

「…おはよ」


それだけ返してあとは押し黙った。


いつもと違う髪型のポニーテール。


汗で真っ白のうなじに張り付く後れ毛がまた心臓をうるさくさせるんだ。


「んー……暑いよー!碧依くんは暑くないの!?」

「暑いよ、俺だって。でも、暑いって言ったって涼しくならないじゃん」

「そうだけどさ〜……。むぅ〜……もうあたしの体力はゼロです…っ」

「夏バテ?」

「さすが碧依くーん!!夏バテなのです…。夏好きだけど暑さがっ…」



みるからにバテていてツラそう。