猫系男子は時々ライオン




お風呂を出てから、とことん甘えたくなっちゃって。


髪を乾かしてもらった。



ベッドに行っても、座ってスマホのゲームしてる碧依くんの腰にべったり。


「碧依くーん……好きぃ…」

「眠いなら無理して起きない方がいんじゃない?」

「ヤーダー……」

「だったら………」


びっくりした。


だって、いきなり視界が反転して目の前に端整な碧依くんの顔がドアップに。


お、押し倒された…!?


「すぐに眠たくなるようなことする?」

「あ、あははっ……じ、冗談やめよーよ!ヤダ!もう、ドキドキするなぁ!」

「わざとだよ。もっと、俺のこと意識して?」

「へっ?」

「俺のことでいっぱいになれば良い。離れてた分、羽珠不足でヤバイ……」


切なそうに少し掠れた声色。


そんな風に言われたら………


あたしは碧依くんに大人しく従うに決まってるじゃん…。



スルッと慣れた手付きでTシャツの中に入る細い指。


苦しいくらいに降るキスの雨。


「碧依くん……」

「羽珠……。俺も好き」



この日は好きをいっぱいもらった。