【羽珠side】
「では、今日はここまで。終わります」
先生の言葉を聞き、あたしは教科書や道具を慌ててカバンにしまった。
駆け足で校内を出る。
早く…早く早く…会いたい!!
「あっ、羽珠〜!またねーん♪」
「今日は彼氏dayでしょ〜?うらやま〜!」
「あははっ!そうなの!またね!」
廊下で会った友達に手を振り、また玄関までダッシュ!
そうです。
今日は、碧依くんとお泊りの日!!
碧依くんの講義がお休みなんだって。
そして、車の免許を取ったらしく車で迎えに来てくれるみたい♪
学校の外で待ってると、目の前に停まった黒のワンボックス。
碧依くんだ!!
「碧依くーん!!久しぶりー!!」
「待った?…てか、増して声デカくなったね…」
「だって嬉しいんだもん!」
「はいはい。じゃ、乗って。ちゃんと、シートベルトしてね」
「はーいっ」
初めて乗る彼氏の車の助手席。
隣には、少し大人びた顔付きの愛しい彼氏さん。
右手にしてる腕時計とか、小物からして大人っぽくなったー……。
あたし達も、ハタチだもんね〜。

