断ったらめんどくさそうだし……


チラッとスマホの画面を覗くと、いかにもチャラ男が写ってる。


碧依くんと真逆!!


ってことで、全くあたしのタイプではない感じ……。


「なっ、なかなか…チャラい彼氏だね〜…。イケイケみたいな!」

「きゃははっ!分かる〜?イケイケなのー♪」

「そ、そのイケイケ彼氏は学生さん?」

「ううん。ニート♪」


あうっ!!


また反応に困る返答するわね……。


とりあえず、笑って「そっか」と流しといた。


「そいえばさぁ!羽珠の彼氏って、どんな人〜?」

「写真とかないのっ?」

「あるけど……。プリクラで良い?」

「全然オッケー♪…どれどれ……」


隣に座ってる女の子が、あたしのスマホを見て目を見開いた。


その瞬間、頬をピンクにして大絶叫。


「きゃー!!ちょーイケメン!」

「えー!ズルイ!あたしも見るー!……ヤバイ!カッコイイ〜♪」

「待ってよ〜!見せなさい!」


あたしのスマホがみんなの手に渡っちゃったんですけど!?



碧依くんはカッコイイし、あたしの自慢の彼氏だもん♪