猫系男子は時々ライオン




冷え込んだ外から、暖かい家の中に合格通知を握り締めて入る。


寒いの嫌いなんだけど……。


羽珠は泣きながら俺に抱きついてるし。


「ほんっとに、ほんと…良かった…!ぐすっ…うっ、碧依くん…頑張ってたもん!」

「そう?」

「うん!すーっごく頑張ってたよ!」

「努力したおかげかなー」


大きく頷く羽珠。



寂しい思いもたくさんさせた。


すれ違った時期もあった。


それでも、俺の側にいてくれたのは羽珠の優しさ。


俺の彼女は羽珠しかいない。


改めてそう思った。



「碧依くん…。おめでとう!」

「うん…。ねぇ、羽珠」

「なぁに?」

「我慢してた分、イチャって良い?」

「ふぇっ!?また突拍子もないこと言うんだから……」


ブツブツ文句言いながらも、俺の膝の上にちょこっと座った。


「イチャイチャするー!!」

「それなら床は嫌だな、俺」

「へっ?」

「ベッドじゃないと無理」


耳まで赤くして……。


俺を煽る要素にしかならないってば。