【碧依side】
かなり冷え込む朝。
冷たくなってる外のポストを開けると、1枚の茶封筒が入ってた。
そう、多分これ。
「じゃ、開けるね」
「まっ、ままま待ってよぉ!碧依くん早過ぎ!」
「勿体ぶるのあんま好きじゃない……」
「心の準備って必要でしょ!」
「はぁ……」
俺の腕にしがみ付いて、茶封筒を開けようとする俺の手を阻止。
不安気な瞳で見上げてくる羽珠。
やっと受験から解放された俺。
昨日から羽珠が家に泊まってる。
それで、タイミング良く今日が合否通知が来る日。
「うん。やっぱ俺早く開けたい」
「ひゃっ!お、お願いします…。碧依くん合格、碧依くん合格、碧依くん合格………」
しっかり封がされてる封筒をペリペリ破り、開けると何枚も紙が入ってて。
どれだろ………。
1番手前にあった紙を抜くと、そこにはハッキリ記されていた。
『神木碧依 合格』
「あ、やった」
「合格……合格!?きゃー!!おめでとー!良かったぁ!!」
「ありがと。ん…ほんと良かった…」
これで、4月から俺も医学部に通える。

