二人で撮ったプリクラを満足げに眺める羽珠はご機嫌。
もちろん、うさぎのぬいぐるみもちゃんと抱きしめて。
「今日は楽しかったなぁ〜」
「俺も楽しかった」
「ほんとに!?」
「え、普通に楽しかったけど」
「良かった!内心、つまんないとか思ってたらどうしようかな…って」
苦笑気味に小さく答えた。
小さい頃からよく言われた。
『碧依は喜怒哀楽がない』
つまんなそうに見えても、羽珠といたらすげー楽しいのに。
もうちょい羽珠に伝わるようにしなきゃ。
「はぁ〜……家帰るのめんどくさぁい…。碧依くんと遊びたい…」
「受験終わったら、また泊まりしよっか?」
「やった〜♪約束だよ?」
「もちろん」
俺とは対照的に『喜怒哀楽』が、ハッキリしてる。
笑顔は太陽みたいに眩しいし。
涙はもらい泣きしそうになる。
そんな羽珠だからこそ、俺は好きになったのかもしれないね。

