羽珠の腕の中には、ふわふわした白いうさぎのぬいぐるみ。
可愛い笑顔で頬ずりしてる。
「やっぱ碧依くんすごいねっ!」
「そっかな?」
「うん!だって、たった一回でうさぎ取っちゃうんだよ!!カッコイイ〜♪」
「それはどーも」
だって、めちゃくちゃぬいぐるみの角度とか観察したからね?
好きな子の………
羽珠の前でヘマしたくないってゆう強がり。
「ねねっ、碧依くん!次はアレがいい!」
「アレって?」
「カップルでいたら分かるでしょ〜!プリクラ♪」
「あー……あれ、俺苦手だからパス」
「一人で撮れって言うの!?鬼畜〜!一緒に撮ろうよー!」
“ピースでにこっと上目遣いしてみてねっ♪…3、2、1…”
目がチカチカするほど真っ白なライトの空間。
プリクラとか久しぶりだー……。
元カノと一回だけ撮ったことあるぐらいで。
「碧依くん可愛い!あたしより盛れてる〜」
「目デカくてキモ……」
「それが良いのよ〜!」
目鼻立ちハッキリ写り過ぎてる俺。
今のプリクラって恐ろしい……。

