生活指導の中に勉強会担当教師もいた。
見付かったら二人で説教かー……。
「羽珠、裏門から出よ」
「正門の方が駅近いよ〜?」
「説教されて時間減るのと、遠回りで時間減らないのどっちが良い?」
「碧依くん!裏門行こ!」
正門は危険。
裏門から二人で出て、手を繋ぎながら駅まで歩いた。
夏は終わったはずなのに、まだ少しだけ暑い。
「碧依くん。どっか行く場所決まってるー?」
「特に決まってないけど」
「…それならさ!ゲーセン行こうよ!」
「ゲーセン?良いよ、行こっか」
羽珠の提案で来た駅前のゲーセン。
この時間帯のせいか、高校生でかなり混雑してる。
「あー!あの、ぬいぐるみほしい!うさぎー♪」
「取ってあげよっか?」
「いいの!?てか、碧依くんってUFOキャッチャー得意な人?」
「得意じゃないけど、朝陽と何回かやったことある」
「期待しよーっと♪」
キラキラした目で見られたら、絶対に失敗できないじゃん……。
頑張るしかない感じ。

