【碧依side】
今月は俺と羽珠が付き合って2年記念日。
だけど、俺らが寄りを戻したのは記念日の後。
遅かった……。
「記念日過ぎちゃったね〜。一足遅かった!」
「そうだね。デートでもする?」
「ダメだよ!碧依くん勉強会あるじゃん!」
「1日ぐらい休んだって大丈夫だし…」
「ダーメ!お医者さんになるんでしょ?
」
そりゃ、そうだけど。
離れてた分、羽珠の側にいたいって気持ちが強くなる。
…俺らしくないから絶対に言わないけど。
現に今、昼休みは二人で過ごすために屋上にいる。
少し肌寒い。
「ねっ、碧依くん!」
「ん?」
「来年の記念日はデートしよ?絶対にケンカしないの!」
「来年はね。約束」
「へへっ♪約束〜」
羽珠の小さな小指に俺の小指を絡める。
来年の今頃は、きっと医学部で勉強に追われてるんだろうなー……。
羽珠とダラダラ出来る時間は、きっとかけがえのないモノ。
高校生の俺らの特権。

