猫系男子は時々ライオン




どうしていいか分からなくて。


がむしゃらに学校まで走った。


もしかしたら、勉強会でまだ学校に残ってるかもしれない…。



「いるわけ…ないか…」


勉強会をやってる教室は見当たらない。


廊下を歩いてると、いつも勉強会で数学を担当してるおじちゃん先生を見付けた。


「先生ー。今日は勉強会やってないの?」

「あぁ。今日は職員会議があって忙しくてな〜。休みなんだ」

「そっか……」


碧依くんとの仲直り逃したね……。


でも最後の望みにかけてみる。


消しても覚えてる碧依くんの連絡先。


すごく短文でメールを送った。



『学校で待ってます』



教室の窓の外は、大雨。


天気予報は1日晴れマークだったのに。


まるで、あたしの気分を表してるようで。


ケンカ別れした相手に、こんな大雨の中学校来いなんて言われても来るはずないよね。



でも、会いたい。


お願いだから来て………。



1時間待っても一向に変わらない窓の外の景色。


開く様子のない教室の扉。


帰ろうかな………。