猫系男子は時々ライオン




なんとなくズルズル碧依くんのこと考え込んでる。


そこで気付いちゃったの。


9月は、あたしと碧依くんの付き合って2年目の記念日。



普通にずっと付き合ってたら、2年目だったのになー……。


今更遅いか。


忘れなきゃ!!



帰りのHR後、カバンを持ち上げて真っ直ぐ隣のクラスへ。


「和希くん!帰ろう!」

「羽珠ちゃんから来てくれるなんて、珍しいねっ」

「あ、えっと……ダメ、だったかな?」

「ううん。すっげー嬉しい」


この笑顔を見ると、なぜか胸が痛む。


あたしの気持ちは今どこにあるんだろう……。


……もう余計なことを考えるのはやめた。


「そうだ!帰り暇?」

「うん!暇だよ〜」

「それならさ、どっか寄ってく?放課後デート!」

「いいね!デートしよ!」


あたしは和希くんの彼女。


和希くんといて幸せなら、それで良いじゃん。


「あたしクレープ食べたい!」

「いいよー。羽珠ちゃんの好きなとこに付き合う」


あたし、ちゃんと笑えてるよね?


優しい和希くんの笑顔に今は甘える。