だけど、受験勉強で忙しい碧依君にこんな相談出来るわけない。
余計なことで悩んでほしくないし……。
だから心にそっとしまっておく。
「ごめん、羽珠。先帰ってて」
「あー……うん!分かった!今日も勉強?」
「ん、英語の模試」
「そっか…頑張ってねっ」
今日も碧依君は勉強です。
あたしの頭をポンポンと撫でて、颯爽と教室から出てってしまった。
なんだか空虚感。
付き合ってて、ここまで寂しい思いしたことないから?
我慢はしなきゃだよね〜……。
いつも通り、一人で下駄箱を出て校門に向かうと女子の群れが。
何!?
「ごめんね〜。みんな、また今度ね。羽珠ちゃん、おかえりっ」
「つ、月都君!?」
はぃぃぃ!!?
なんで、他校のアンタがあたしの高校にいるんですか!?
しかも、ウチの高校の女子がかなり群がってるし……。
「車じゃなきゃ、いいんでしょ?」
「なんで素直に実行するかな…」
「不素直な男はモテないからねっ」
その王子様スマイルやめて!!

