そんなことも忘れかけてたある日。
帰り道に羽珠と別れて、いつも通り一人で帰ってると車が停まった。
また、めんどくさいヤツに捕まった…。
「碧依。久しぶりだねー。クリスマス以来?」
「…そうだね」
窓を開けて、涼しい顔で腹立つほどの自信あり気な顔。
ぶっ潰したいんですけど……。
「あー、そうそう。羽珠ちゃんから聞いたー?俺とデートした話♪」
「は?」
「その顔は聞いてないんだ!この間、二人でカフェデートしたんだよね〜」
「ふーん……。そうゆうこと、か」
これでやっと疑問解決。
話は繋がった。
羽珠の言ってた友達は“月都”のことだったんだ。
「可愛かったな〜。……もしも、碧依が少しでも油断したら…もらうよ?」
「あげるわけない。案外、独占欲強から」
「さぁ?羽珠ちゃんが惚れてくれれば早いんだけどなっ」
「生憎、羽珠は俺にベタ惚れだから」
「余裕あるね〜!」
最悪な展開だな、これ。
月都は羽珠のこと好きってこと。
羽珠が誰を好きになろうと別に俺には関係ない。
でも………月都だけはヤダ。

