紙パックのカフェオレ片手に戻って来た羽珠に、クーポンを差し出した。
ん?
動揺、した…?
「さっき、落としたよ」
「あ…あ〜!ありがとう!」
「テレビで特集組まれてたよね。行って来たんだ?」
「ま、まぁね〜…。友達と!中学の時の友達行って来たの!」
「そっか」
もうあと、ほんの数ヶ月で付き合って2年経つ。
嘘言ってるな〜…って実は気付いてたり。
でも納得したフリ。
信じたいけどさ………
分かっちゃうんだよね。
「友達と一緒に行ったんだけど、ケーキおいしかったな〜♪碧依くんも今度行こうねっ?」
「ん。今度ね」
「えへへっ、約束〜」
無邪気に笑って小指を絡めてくる。
こんなに可愛い態度をされたら、何も言えないじゃん。
もしかしたら、羽珠は嘘ついてないかもしれないけど………
とりあえず、今は信じたいから。
その笑顔に騙されとく。

