だけど、なんとか関係を修復したいらしく朝陽は時間さえあれば星野の席まで行く。
その間、暇になる俺は自然と羽珠といるわけで。
「最近、岬に皐月とられるー!」
「しょうがないじゃん。一緒にいたいんだから」
「碧依くんはー?」
「朝陽がいないから、こっち来てる暇つぶし程度」
あからさま、ショック受けた顔。
嘘なのに。
俺だって、羽珠と一緒にいたいから席まで行ってるんだよ。
不貞腐れた表情をして立ち上がった。
「購買行って来る!喉渇いたっ!」
「奢ってあげよっか?」
「い、いいもん!!あたし一人で行って来ますーっ」
あー、多分完全にいじけた。
財布を持って行ってしまった羽珠の背中を見送ると、ひらっとチケットみたいなのが落ちた。
なんだコレ?
カフェのクーポン?
新しく出来て、そこそこ人気らしいカフェだ。
でも、確かカップルに人気のカフェって聞いたんですけど……。
浮気………なんてことないよね…。
うん、ないない。

