猫系男子は時々ライオン




意を決して聞くべき!?


これは碧依くんと敵対してるっぽい、ニュアンスだし……。


「今更だけど…碧依くんと月都くんの関係は?」

「俺ら?……犬猿の仲の同じ境遇同士って、とこかな」

「同じ境遇…?」

「うん。外科部長の一人息子同士、気合わないんだよね」



やっぱりー!!!


そうゆう感じだと思った!!


これは、あたしと月都くんが関わってたらマズくない!?



「かっ、帰ろっかな……」

「あのさ、俺……」


目を逸らしたあたしの顔を覗き込むようにして、月都くんが微笑んだ。


「碧依は大嫌いだけど、羽珠ちゃんのことは大好きだよ」

「は、はっ?」

「好きになっちゃった。羽珠ちゃんのこと」



慌てて自分の頬をつねった。


夢……じゃない……。


これが板挟み状態ってヤツ?


呆然とするあたしを見て、ただニコニコしてる月都くん。



あたしは、碧依くん一筋なのにー!!


心揺るがすな〜!!



「ごちそう様でした!ね、そろそろ帰ろ!?月都くん!」

「えー……これから、ホテルの最上階スイートルームに連れ込もうと思ったのになっ♪」

「笑顔が黒いっ!!」