改めて見ると背高いな〜……。
碧依くんも高いけど、きっとそれ以上。
「ね、碧依は?」
「碧依くんなら、担任の先生と面談中で……遅くなるから先帰っててと…」
「へぇ〜…アイツもバカだねっ」
「バ、バカッ!?」
碧依くんを“バカ”とゆうのは、多分月都くんだけでしょう。
「こんな可愛い女の子を一人で歩かせるなんて…。誘拐でもされたら、どうするんだろうね?」
「へっ!?」
「あははっ!そんな顔しないでよ。俺は誘拐しないよ?」
「は、はははっ……ですよねー…」
ほっと一安心。
なのに、月都くんはあたしの耳元で色を含む笑みと甘い声で囁いた。
「俺に誘拐されてみる?」
「なっ、ななな何言ってるの!?」
「嘘だよ〜。ほんと面白いね!」
「バカにしてる感じ満載……」
「まさか!ってことで、一緒にお茶でもどーですか?お姫様」
幼さを残す無邪気な笑顔で言われたら断れなくて………
差し出された手の平に、あたしの手を重ねた。
お茶飲むだけだからねっ!?

