そんなあたしの考えと真逆。
碧依くんはすぐに頷いた。
「なる。羽珠といられるなら、医者だろうと何だろうとなる」
「良い返事が聞けて良かった。それなら、医学部志望で受験してもらう」
「分かった」
あたし………
碧依くんの彼女でいられるんだね!!
お父さんの前だけど、嬉し過ぎて発狂しそう…。
「羽珠さん」
「は、はいっ!!」
「これからも、碧依を支えてやってほしい。彼女として、医者の奥さんとしてな」
「…あたし…頑張ります!よろしくお願いします!」
お辞儀をして、頭を上げた瞬間にびっくりした……。
お父さんが笑ってる。
良かった………。
これで、碧依くんも少しは家族内で和解してくれたら良いな。
「碧依くん。これからも、よろしくね!」
「支えてくれなきゃ困るから」
赤くなった耳と顔が可愛い!
あたしなりに精一杯、碧依くんを支えてみせるから!!