猫系男子は時々ライオン




ずっとずっと、この日を迎えても憂鬱だった。


日曜日。



あたしは今日、大好きな彼と別れるかもしれない。



考えただけで胸が痛くて、視界がボヤけて霞む。


昨日の夜に覚悟決めたつもりなのに。



待ち合わせの時間は1時。


でも、その15分も前に着いてしまった碧依くんちの最寄り駅。


なのに………


「おはよ、羽珠」

「あ、碧依くん!早いねっ!」

「羽珠だって早いじゃん」


もう駅で待っててくれた。


鼻と頬が赤くなってる……。


寒かったよね?


寂しさが漂う中、手をしっかり握って二人で家と歩き出した。



「あのさ……」

「どうしたの?」

「もしも、無理矢理別れさせられても、俺がもっかい告りに行くから」

「…うん?」

「だから、他に男なんて作んないで俺のこと待ってて?」


心が一気に暖かくなった。


そんなこと言われたら、またあたし泣いちゃうよ?


碧依くんのこと信じるね。