猫系男子は時々ライオン




ここ最近は、ため息しか出ない。


ため息を吐くと幸せが逃げるとか、よく言うけどホントかも。



4時間目のホームルームで行った席替え。


あたしは廊下側の1番前。


碧依くんは窓際の1番後ろ。


端と端になっちゃった………。


皐月と岬も遠い。


みんな遠くて最悪!!



昼休みに、泣きそうになるあたしを皐月が宥めてくれた。


「あと1ヶ月でまた席替えあるから。今だけ我慢しなよ」

「もう席替えないよー!春休み入っちゃうじゃん!?」

「あ、そっか。ガンバ」

「絶対に思ってないでしょ〜!!」


ぷいっと横を向くと、岬が皐月を構いに来たらしく……


目の前で、抱き合ったり、膝に座ったりイチャコラ。


このバカップルめ〜!!



碧依くんは彼女よりスマホですか!?


こうなったら、あたしから行ってやろうじゃないのっ!


「あーおーいーくん♪暇?暇でしょ?」

「忙しい」

「もう、あたしいじけても良いですか」

「ダメです」


そう言い、立ち上がった碧依くんはあたしに右手を差し出した。


んっ?


「どっか行く?暇なんでしょ?」



この手を握るしかありません!


ほんと好き〜!!!