猫系男子は時々ライオン




ぶっちゃけ碧依くんと顔を合わせるのも気が引けるほど。


あたしのせいで、両親と気まずくなってない?


ものすごく不安だよ………。



一日中そのことを考えてたら、気付けば放課後になってた。


帰る準備しなきゃ……。


沈んだ気持ちで、マフラーを巻いてると誰かがあたしの手をきゅっと握った。


「うわぁっ!?」

「マフラーぐっちゃぐちゃ」

「びっくりした〜……碧依くんか…」

「何さ。ヘコんだ顔して」

「だってー……」


ヘコむ意外に考えられないよ……。


あたしだって、いっつも空元気じゃないの!!


「そんな顔しないでよ」

「あたしもヘコむの。繊細な女の子だから」

「冗談良いから。マフラー巻いてあげる。ヘタクソ」


優しくふわっと巻かれたマフラー。


遠回しな碧依くんの優しさをジワジワと感じます……。



なんか………


泣きそう……。



「…泣き虫。一人で抱え込むのダメ」

「…んっ…」


教室の隅っこで、碧依くんの背中に顔を埋めて泣いた。


今だけだから。