大変で窮屈な思いさせたかもしれないけど、羽珠とクリスマス一緒に過ごせた。


プレゼント喜んでくれし、俺的には良かったと思う。



それから、大晦日前に日本を飛んでアメリカへ帰った。


俺にしたら今だに、こっちが地元だから。


アメリカで会うヤツは決まってコイツ。


「夏休み振りの碧依〜♪おひさっ!」

「久しぶり、リューシン」

「羽珠元気ー?」

「教えない」

「ケチー!!あ!聞いて!彼女出来たさー♪cute過ぎて困る……」


リューシン溺愛の彼女は、一つ年下の女の子。


招来は日本で働きたいらしく、リューシンが日本語の先生をしてあげてるんだって。


写真見たけど、なかなか可愛い金髪の女の子だった。


羽珠には劣るけど。



「それにしても、寒いな〜……」

「冬だから当たり前だよ」

「暑いとこ行きてー……。碧依!今からハワイ行かね!?ハワイで年越し〜!」


いつも提案が急すぎる。


でも、そんな急な提案を叶えちゃうのが社長の一人息子であるコイツのわがまま。


「パパに手配してもらおーっと」


招来的に、リューシンが社長を継ぐって考えると寒気する…。