その背中を抱きしめて、そっと手をよけると涙で濡れた睫毛。
頬も鼻も赤くなってる。
なんで…?
「…嫌だった?」
首をぶんぶん振って、ピンクと水色のブレスレットを付けた左手で目を擦る。
「嫌じゃないよ〜!…うっ、ひっく…嬉し過ぎて泣けてきたっ…」
「嬉しいなら笑ってよ。不安になるじゃんか……」
「無理ー!!これは感動的過ぎるー!…ふぇっ…碧依くん、っ…ありがとう!」
「どういたしまして」
ぎゅっと離れないように抱きしめて、頭を撫でた。
同じシャンプーの匂いが幸せを感じさせる。
ほんとに、態度、表情、ひとつひとつが可愛過ぎる……。
「ダメだ…。我慢の限界。ベッド行こ?」
「なっ、なんで!?今の展開からベッド!?」
「イチイチ言わなきゃ分かんない?羽珠なら分かるでしょ」
「分かるわけないでしょー!」
「阿吽の呼吸。羽珠が言ってたのに」
「言ったけどさ〜…」
抱っこして、ベッドにストンと落とす。
今日はこのまま俺だけ見て、俺だけに溺れて?
なーんて。

