猫系男子は時々ライオン




一気に俺から離れたソファーに体育座りしてる。


焦り過ぎ。


「羽珠。お風呂入ろっか」

「お、お風呂……お風呂入る…」

「緊張して喋り方変になってるけどね。はい、動いた」

「ぎゃー!!落ちる!ヤバイ!!お姫様抱っこ〜!!」


喜んでるのか、怖がってるのか分かんないリアクション。


でも笑ってるから、肯定ってことで。



ささっと羽珠の着てた黒のドレスを脱がして、広いジャグジーに入れた。


本人は顔真っ赤。


「碧依くんタオル…タオルプリーズ…」

「見えないって。別に見ようとも思わないし」

「うわぁっ!なんか失礼!確かに見るほどの価値ない体だけどさ〜」

「見てほしいの?見てあげよっか?」

「結構ですっ!!てか、距離近い!近過ぎー!!」


面白い。


ほんとに一緒にいて飽きない。


羽珠の前だと、心の底から俺が笑えてる気がする。



だから離れてほしくない。


精一杯、尽くすからずっと側にいて。