朝からドッキドキの24日。


無駄に早起きし過ぎて、待ち合わせ時間の12時前に準備完了してる。


メイクは派手過ぎず、ナチュラル過ぎず。


今日のために新しく買った白のワンピースを着て部屋に正座。


早く会いたいっ!!



♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜


机の上のスマホが音を鳴らした。


電話?


碧依くんだ……。


「…もしもし?」

『あ、羽珠。俺。あと5分で家着くから出て来て』

「えっ!待ち合わせ12時じゃなかった?今、11時になったばっか……」

『羽珠なら、ある程度準備してたと思うんだけど。まだしてなかった?』

「してるよ!阿吽の呼吸だねー♪」

『はい、ってことで家着くから』


ブツっと切られた電話。


冷たいけど好き〜!!


迎えに来てくれたんでしょ?



小宮羽珠、只今幸せの絶頂なう。



走って家を飛び出した。


早く会いたいな……ってゆう一心で。