疲労でヘトヘトだけど、不思議と羽珠の笑顔を見てると疲れなんて忘れる。
吹っ飛んでく。
「碧依くん、帰ろ?」
「帰る……」
「眠たいの?…可愛い!前髪はねて寝癖になってる〜」
机に突っ伏す俺の前髪を楽しそうに触って遊ぶ。
羽珠が楽しそうだからいっか。
そのまま遊ばせてると、不機嫌そうに頬を膨らませる。
なんで!?
「かまってよ〜!お泊り我慢したんだからー!羽珠ちゃんいじけるよ?」
「そもそも、そんなキャラだっけ?」
「キャラ!?……この話し方は、彼氏ウケ良いって書いてたのになー…」
「そのままの羽珠の方が、よっぽど可愛いよ」
「うわぉっ!!!碧依くんに不意打ちデレを突っ込まれたぁっ!」
それはほんとのこと。
雑誌とかに書いてることを実践する羽珠は、俺の好きな羽珠じゃない。
「変に飾ったりしないでよ?」
「しないよ!飾った性格のあたしだと嫌いでしょ?」
頷くと、頭を優しく撫でてくれた。
普段と立場逆だけど、今日ぐらいは良いかもしれない。
なんて思ったりした。

