猫系男子は時々ライオン




その日は半分以上、羽珠はベッドでダラダラして俺はゲームクリアに没頭。


「もう1日!明日も代休だから、碧依くんと一緒にいたいよっ!」


泊まりたいってせがまれたけど、家に帰した。


俺だって羽珠と泊まりしたいのが本音だけど、欲望に忠実になったらダメ。


羽珠の親の信用失うの嫌だから。



修学旅行の代休を挟んだ次の日。


疲れ切った空気がクラスを包み込む。


俺もその中の一人。


イマイチ疲れ取れない……。


「随分疲れ切ってんな。寝不足か?」

「んー……寝不足なのかな?分かんないや……」

「えー!碧依がうだうだしてるー!相当疲れてんのな」


他人事のようにケラケラ笑う朝陽。


今日から部活始まるとか、すご過ぎ…。


元気を分けてほしいぐらい。


「それにしてもよ」

「うん」

「碧依、寝不足になるほどヤったんだな。修学旅行中に我慢して溜まってたのか……。小宮ちゃんも可哀想に…」

「絶対に何か重大な勘違いされてる」

「俺の言ってること分からなくなるほど、寝不足か!大変だな〜!」


噛み合ってない。


これは朝陽の方が疲労限界になってる。