猫系男子は時々ライオン




頭を撫でられる優しい感覚で目が覚めた。


そっと目を開けると、あたしの頭を撫でてジーっと見詰めてくる碧依くん。


「あ、ごめん。起こした?」

「ううん……そんなことないよ。おはよ、碧依くん」

「おはよ」



あたしが手を伸ばすと、ぐっと引っ張り抱きしめてくれた。


朝イチで碧依くんを見られるなんて幸せ過ぎ……。


柔らかな茶髪にそっと触れると、くすぐったそうに目を細める。


可愛い!!


「髪ふわふわ〜…碧依くんって髪の毛傷んでないね」

「あんまり気にしたことなかった。……羽珠は髪染めたね」

「やっと気付いたっ!遅いよ〜」

「今回、色明る過ぎ」

「ダメかな?」

「似合ってるけど、目立つから嫌。羽珠が目立つとライバル増える」


なんですか、その可愛い理由。


朝からあたしを萌え死にさせる気か!!


「準備しよっか。遅れる」

「そうだねー。…碧依くん抱っこ」

「はいはい」


こんなあたしを軽々しくお姫様抱っこして洗面所へ。


幸せ〜………。