階段を使い一つ上の階に上がると、ちょうど岬にバッタリ。
「岬〜!アンタ頭良いじゃん!これで、カップル同士一緒よね」
「そうなんだけどさ……。多分、小宮ちゃんが想像してる風にはならないぜ?」
「は?どうゆうこと?」
困った顔で、408号室のドアを指差した。
ラブラブ出来なくても、あたしは碧依くんがいてくれれば良いもん。
岬と別れて、碧依くんがいる408号室のドアをそっと開けた。
ゲームか、スマホのどっちかやってるはずでしょ!
びっくりすれば面白い♪
「碧依くん♪来ちゃっ…た……あれ?」
敷布団の上に丸まって寝てるネコみたいな彼。
スヤスヤ寝息を立てて、長めの前髪から覗く幼い寝顔。
爆睡してます?
「おーい…碧依くん…」
「………」
「大好きな羽珠ちゃんが来てあげたぞ〜……」
部屋に響くのは、あたしの声と碧依くんの寝息。
寝ちゃってるんだ……。
ちょっと、つまらないけどいいや。
あたしも一緒に寝る!
碧依くんの背中にくっついて、岬の布団を半分ずつ掛けてくるまった。
「おやすみ…碧依くん」
いつもなら出来ないけど、そっと真っ白な頬に口付け。
良い夢見られそう………。

