次の日の朝、遅刻決定のチャイムと同時に羽珠がダッシュで教室に入って来た。
息切れハンパないし………。
「あー!もう、ちょー疲れたぁ!!」
「羽珠が遅刻するんだ?」
「するよー!ねぇ、聞いて!碧依くん!昨日ね、電車寝過ごしちゃったのー!」
でしょうね。
悔しそうな顔を見せて、肩で息をする。
やっぱり昨日送ってあげれば良かった?
「一駅逃して気付いたから、まだ良かったんだけどね〜」
「一駅分歩いたの?」
「歩いた!真っ暗だし、人少ないし、ヤバイよー…」
「羽珠のバカ」
「え〜!?心配の言葉ちょうだいよ!」
無自覚過ぎ。
もっと危機感持たないとダメなのに。
可愛いから不安なんだけど。
とりあえず今、羽珠に言ってもムダだと思うから今度から気を付けさせよ…。
「…心配してくれた?」
「当たり前じゃん。羽珠のバカ」
「バカバカ言い過ぎ〜!!」
言わさるに決まってる。

