授業終了のチャイムが鳴ると、一斉に騒がしくなる教室。
それは俺の彼女も一緒で。
「碧依くーん!!帰ろ〜♪」
席は端と端。
羽珠は大声で手を振るオマケ付きで俺の名前を呼ぶ。
無視するのも可哀想だし、こんな時は頷いとく。
どんだけ俺のこと好きなのさ。
「碧依くん!手繋ぐ!」
「ん、いいよ」
「甘い……カップルって最高に甘い!」
「俺が甘やかすの羽珠だけ」
「はぅ!?甘過ぎる〜!!」
顔をリンゴみたいに真っ赤にしてる。
最高に可愛くて困るんですが。
二人で下駄箱に行くと、帰りにはなかなか会わない珍しいヤツらに遭遇。
「お、碧依と小宮ちゃん!」
「朝陽と星野じゃん。部活は?」
「今日はオフもらった〜!金曜の今日にオフ入れて、俺んちで皐月とお泊り♪」
お泊りか……。
俺と羽珠は最近お泊りしてない。
なんか朝陽が羨ましい。

