猫系男子は時々ライオン




「開けてみ?」


箱を眺めるあたしに碧依くんが言った。


なんだろう……。



丁寧にリボンを解いて、箱を開けるとキラリと光るシルバーリングが。


これって…!


「忘れてるわけないじゃん。羽珠との1年記念」

「う、嘘……これ夢…?」

「夢じゃない。現実」


あたしの手から箱を取って、シルバーリングをそっと左手の薬指にはめてくれた。


どうしよう………


嬉し過ぎて言葉が見当たらないや……。



「こんな俺と1年もいてくれてありがとう。これからも絶対離してやんない…」


あたしの頬を両手で包み、そっと唇にキス。


視界がボヤけて瞬きをすると、ポロっと涙が落ちる。


「ふぇっ……えぐっ…んっ…うれじぃ〜!!」

「ちょ、鼻水…汚い…」


あたしの鼻にティッシュを当ててくれた碧依くんの左手にも、同じリングがキラッと光った。


ペアリング!!


もっと涙出てきたぁ〜!!!


「泣いてないで喜んでよ」

「嬉し過ぎてっ…ヤバイ…」

「…ほんと好き」


そっと瞼にキスされて、そのまま唇へ。


好きって枠に収まり切らないほど、好きだよ……。