猫系男子は時々ライオン




なんせホテルの最上階。


エレベーターにいる時間は長くて、その間羽珠は楽しそうにリューシンのこと話す。


オムライス喜んでもらったのが、よっぽど嬉しかったらしい。


…俺、褒めてあげるの足りないのかな。


「はぁ〜…ほんとに嬉しかった!リューシン良い人!」

「アイツは良いヤツだよ。俺が唯一仲良くしてたし」

「うんうん!あんな良い人に囲まれたから、碧依くんも優しいんだよねっ」

「そう?」


笑って俺を見上げる。


ヤバイ……可愛過ぎ。


エレベーターの密室状態でこれはキツイ。


スマホを見る振りして、羽珠から顔を逸らした。


「碧依くん……顔赤い?」

「赤くないから。別になんでもないし…」

「照れてくれた!?きゃー!ねぇ、ちゅーして?」

「バカ。もう着いたよ」


頬を両手で包んで、顔を赤くする羽珠が俺の後ろを着いて来る。



あんまり可愛くされると調子狂う……。


ダメだ、今日も離れたくない。


「羽珠。今日俺んち泊まり」

「はぃぃぃ!?」


可愛い羽珠が悪いんだ。