猫系男子は時々ライオン




次の日、学校でのホームルームで委員会を決めることになった。


あたしは本が嫌いじゃないから、図書委員をやることにしたんだけど………


男子が決まらない!!


他の委員会にも共通するけど、めんどくさがり男子が多いせいか、どの委員会も男子の部分が空いてる。


男気見せろ、男気!!


あ、ちなみに岬は彼女の皐月と一緒に厚生委員。



「男子決まらないなら、くじ引きするぞ〜!並べー!」


担任の掛け声により、文句ナシのくじ引き大会!


碧依くんは不機嫌な顔で立ち上がりくじ引きに並んだ。


委員会の名前が書いてあるくじを引いたら、委員やらなきゃないみたい!


お願いっ……碧依くんを図書委員に下さいっ!!



「図書委員誰に決まったー?」

「……俺」


手を上げたのは、くじを持ったまま呆然と立ってる碧依くん!!


「図書委員は、小宮と神木だ!頑張れよ〜」

「はーいっ♪頑張りまーす!」



ちょっと碧依くん!?


嫌って感情が顔に出まくり!!


「碧依くん!よろしくねっ」

「これ誰の差し金?絶対に、誰か裏で操作したでしょ」

「平等なくじ引きに差し金も、裏での操作もありませーん♪」


この世の終わりみたいな顔しないでよー!!