30分ぐらいして、羽珠がカードキーを使って部屋に入って来た。
ピンクのワンピースを着てる姿が似合ってて可愛い。
あー……妬ける。
その瞬間、リューシンが羽珠をガバッと抱きしめた。
「羽珠ー!!大好きー!」
「リューシン離して!これ、カードキー返すね。部屋分からなくてフロントで聞いてもらったの」
「良かった!簡単にもらえたしょ?」
「うん!」
リューシンがニヤッと笑い俺の肩に手を回した。
「小宮羽珠って名乗る子が来たら、カードキー渡してって頼んだんだぁ〜。フロントに。俺のフィアンセだからって♪」
「リューシンぶっ倒す」
「ちょ、あ、碧依!本気になんな!ほんとのことだけど!」
羽珠も顔真っ赤にしてるし。
俺の彼女でしょ?
なんで、他の男に顔赤くしてんのさ。
腹立つから脇腹思いっきりグーパンチ。
グーパンチで済ましてやった俺って優しくない?
「すんません……碧依様っ…」
「次ふざけたこと言ったら顔面ね」
「もー!どうして、リューシンも碧依くんも揉めるの!」
羽珠が可愛いせいって分かってない。
無自覚で天然過ぎ。

