ここ最近は当たり前だけど、無性に暑くて嫌になる。
夏になったばっかなのに、猛暑到来ってまさにコレ。
だいたいのヤツらがバテる夏でも、通常運転で元気な羽珠。
朝から、めちゃくちゃ笑顔で教室に入って来た。
「おっはよ〜!碧依くん♪」
「おはよ、羽珠」
「今日も暑いねー。30度超えてるんだって!」
「そうなんだ」
「あ!まさか、碧依くんは早くも夏バテ気味かな?」
パッチリした目で俺の顔を覗く。
可愛い……
今日は長い茶髪を二つに結んでる。
いつもより幼く見える。
「ん?…か、髪型変かな…?暑いから結んだんだけど……」
「いや、変じゃない」
「それなら良かった!…ははっ…」
「大丈夫だよ。すげー可愛い」
「ふぇっ!!?」
変な声とともにマヌケな顔。
真っ赤になって両手で顔を覆ってしまった。
可愛かったのに残念。
「ヤダ…碧依くんのおバカ…」
「羽珠よりバカじゃない」
そんなに俺の一言嬉しかった?
こっちまで照れるし……。

