1時間半のケーキバイキングが終わってお店を出た。
ふぅ〜……お腹いっぱい。
今日は晩ご飯いらないかも……。
あとでママに連絡入れとこ…。
「今日は楽しかったね〜」
「外でデートするのも、羽珠となら楽しかった」
「えへへっ……ありがとう!」
「また、どっか行こっか」
繋がれた手に力が入った。
あたしは大きく頷く。
碧依くんとなら、どこに行っても楽しいだろうね。
「駅まで送ってく」
「いいよ!ここからなら、碧依くんの駅の方が近いじゃん!遠回りになるよ?」
「そっちの方が、羽珠と長くいられるし……」
「ご、ごめんね…なんか。でも、嬉しいような…」
「可愛い。ドキドキしちゃった?」
余裕でドキドキなんて通り越して、心臓ヤバイよっ!!
碧依くんは、あたしを喜ばせることが得意だ。
その時、あたしは手をぐっと引っ張られて碧依くんの方へ体重が傾き……
重なった唇。
「甘っ……」
ケーキよりも、ずっとずっと甘いキスはあたしの心を掴んで離さなかった。

